目盛りは水平

所感と備忘録

誰かの言語化能力のおかげで、自分の感覚が姿を表す

自己啓発本や「引き寄せ系」では、自分の理想を細部までイメージすることが実現において重要だと説かれている。


例によく挙げられているのは金銭面のこと。自分がお金持ちになら、どんな生活か?どんな気分か?など。

私はこの手の質問(無駄話の「1億円当たったらどうする?」でも同様)にうまく答えられなかった。とりあえず貯金するかな…とか言ってしまう。

いや、確かに嘘ではないけども、なんか、違うやん…!? 

 

お金はあるほど嬉しい。でも豪遊をしたいわけでも、ハイブランドに囲まれたいわけでもない。
やりたいと思ったことを躊躇なくやれるノーストレス環境になってほしいけど、こんな解答は質問に対して漠然としすぎていてる。何か具体例が欲しいところ。 

 

そんなふんわりと迷える私は先週、ベストなお金持ちビジョンを発見した。
どこにあったかというと、valkneeのWOKE UP REMIXXXに。 


www.youtube.com

このリリックの中にある

〈カスい広告見ないで済むほどいつかはいっちゃんRich〉

が、もうそれはそれは、100%の理想的感触を表していた。


金銭的余裕のある人は〈カスい広告〉を見ない。というか見えない。
オンラインオフライン問わず、広告の質/有無は消費者の経済状況と比例している気がする。
そしてカスい広告が視界に入ることのない富める人たちは、精神的にも常に余裕がありそうなイメージ。

Duolingoを一生懸命やるたびに、ハラハラするゲームの広告を思わず見ちゃったり、無関係な業種の転職を薦められたりすることはないのだ。

雑で無駄な情報とは無縁な世界。

XGじゃない我々OGにはOGなりのリッチがある。

 

いつかまた「お金持ちになったらどうする?」系の質問に出会うことがあれば、食い気味に即答したい。
私はカスい広告を見なくて済むような、心穏やかな生活を送るのです。