目盛りは水平

所感と備忘録

ランキングって本当は何が反映されてるんだろうな

3月14日 木曜日

杏仁豆腐が食べたくなって、スーパーへ買いに行った。

売り場では、そのスーパーのブランドが売っているゼリー類の人気ランキングが発表されていた。目当ての杏仁豆腐は「杏仁豆腐みかん」として3位に君臨し、それを乗り越え1位になっていたのは「みかんゼリー」だった。

……なんだろう、意外だな?

ごめん、みかんゼリーごめん、ちょっとの間だけ耳を塞いどいてほしい。

いや、もっと他に豪奢な存在のゼリーってあるじゃないですか。桃とか、そう、桃とかさ。なんならフルーツミックスもあるしさ。さすがに杏仁豆腐が1位になるなんて思ってないけど、それでも杏仁豆腐を凌ぐほどの人気が?みかんに?あったと?

みかんゼリーはおいしいし、みかんゼリーガチファンとは仲良くやっていきたいんだけど、いかんせん生きてきてみかんゼリーを欲した瞬間がないから想像できない人気…親しみやすさが勝因だろうか。

 

3月16日 土曜日

岸田奈美さんのnoteを読んでいたら、『陸上寿司愛好会』を立ち上げていたことを知った。

HPを確認すると2021年に陸上寿司総選挙なるものが開催されたらしい。投票結果は1位から順に納豆、マヨコーン、たまご、いなりと表彰されており、「いいよねー!みんなおいしいよねー!」と盛り上がっていたら、5位が芽ネギだった。

芽ネギ……?

どうしよう、知らない。私の寿司経験値が低いんだろうが、聞いたことがない、そもそも芽ネギに馴染みがない。そんな知らないネタが、かのおいなりさんの次にランクインするなんて心構えができていなかったし、6位の生ハムの方が大衆受けしそうなものなのに、芽ネギ?

検索してみたら、口直しとして捉えられる一方、どうしても芽ネギ寿司が食べたいんだ!!という熱いファンもいる模様。

手に届きそうな、届かなさそうな寿司。

[小日記]どうしてそうなったのか自分でも分からない

3月11日 月曜日

家族葬ってどうなんやろうという話を母としていた時に、私がなにかしらのスタッフ的な感じで「もうご親戚もご友人も皆さま亡くなられて~って場合ですと近親者のみの葬儀でもいいですがおしらせする方がたくさんいらっしゃると葬儀の後にご連絡する方もされる方も大変ですしちいさなお葬式が向いてる場合とそうでない場合それぞれございますのでベストな方をお選びいただければと思います~」みたいな内容をぶわぁぁっと一息で言ったら、よくそんな流れるように話せるなと感心され、「もしやこういう口調でひとりごと言ったりしない…?」と聞いたら即座に言ったことないと返された。みんなするもんだと思ってたから、一体いつからこの謎のスタッフモードで考え事をしたり、ひとりごとを言い始めたのか、全く思い出せない。

 

3月12日 火曜日

e5489のロゴに小さく書かれた「いいごよやく」を発見すると同時に、これまでe5489を「関係者と鉄道ファンにレジェンド認定されている車両の型番」だと信じて疑わなかったことに気がついた。違った。

 

3月13日 水曜日

夜中に半分寝た状態で、目覚まし時計の目覚まし機能をオフにしていた。これまで何回もあったことなので特に気にしていなかったが、冷静に考えるとそもそもなぜ目覚まし機能をいじろうとしたのか思い出せない。毎回確固たる意志をもっていじってる記憶はあるし、「間違えてオフにしちゃダメだから最後はオンにして~」と注意する気持ちも覚えてる。が、起きてみると具体的なことが全くわからない。しかもオフにしてる。そんな確固たる意思は、私の中に見当たらない。

「私におけるファッション」を知って、2月に買ったもの

1月下旬、外出先で鏡を見て衝撃を受けました。私、60代後半の人に見える。

まだ四半世紀しか生きてないのに?一応Z世代と呼ばれる幅の中に生きているのに?

あまりの衝撃にとりあえず着ていた上着を脱いで少しマシになりましたが、どうやら履いていたテーパードパンツも良くない。シニアの方が愛用なさる「らくらくパンツ」にしか見えない。何事。

 

ずっと、おさがりでもらった服、なんとなくいいと思って買った服、自分で縫った服(布は自分好みだけど、素人クオリティな服)を着て過ごしてきました。絶賛しかできないような完全に納得できる服を手に入れたのは、1着だけかもしれません。が、それも着心地が悪くなってしまったのでもう今はおらず。

つまり、及第点なワードローブ。

それで困ったことはなかったし、お金も減らなかったし、十分ではあったのですが、人生が四半世紀を越えた今、なんとなく危機感を感じています。もしかしてあれって、若者だから成立したのではなかろうか。

今だって若いけれど(その年齢で若くないとは言わせないって仰る姿が目に浮かぶ)、以前よりも勢いで乗り切れなくなっている気がする。というか今までどうにかなってたあの勢いとは若さだったのか、そうなのか。

 

そんなことを考えながら、あきやあさみさんの『一年3セットの服で生きる』(制服化したら楽そうという理由で購入していた)を読み直し、「ファッション選びのトリセツ」(pp.79~86)を作り、2点購入してみました。以下記録。

ちなみに、自問自答ファッションの重要ポイントであろうコンセプトづくり、はじめは楽しかったけど徐々に力ずくで練る感覚へと変化してしまったので、「究極的にぴんと来たものを買うんだよね!」と解釈して、遂行しました。

 

ウインドブレーカー/Adidas

ノースフェイスのものを中古で買って数年着てたけど、とうとう首のあたりのコーティングが剝がれてきたので買い替えることに。求める条件はこちら

  • フードなし、もしくは取り外せる
  • ファスナーを一番上まで閉めても顎に当たらない
  • ポケットがついている
  • 透けていない
  • 軽くて動きやすくて走りやすい
  • 着丈がちょうどいい(身長153cmにとっては大体の上着が長い)
  • ランニングもできるけど、地元の百貨店(寂れてるけどやっぱりデパートではあるし、ある程度ちゃんとして伺いたい場所)にも行ける
  • サラ=リン・トランが着てても違和感ない

おわかりいただけますでしょうか、だいぶこだわりがあることに。おそらく今までは資金が潤沢でないがために押さえていたのであろう本気の望みみたいなものが、自問自答を行うことでだんだんと掘り起こされてきたのでした。もう最後の条件なんて「LEMAIREを着たい」の言い換えやん。

2月だし、多少高くてもかわいい春の新作を買おうとネットを巡回したらAdidasで目を奪われました。

サラ=リン・トランが着てるのでは!?(誰かそうだと言って)

ウインドブレーカーだけどフラットカラーのおかげで上品な印象、しかも顎に当たることはなさそうだし、フードはないし、ポケットはあるし、透けてなさそうだし、着丈が他のものより短めかつ紐で絞って調節できそうだし、2023年の春夏ものだったのか安くなってるし…即座にポチりました。

実物を見ずに購入したけどサイズはぴったりで、好みにも合っていました。軽いし、スポーツウェアとしても、お出かけ用としも着れちゃう。自分の直感と、その直感を支える「トリセツ」すごいぞ…。

 

キャップ/無印良品

ここ数年被り続けてきたキャップは、やむを得ず購入したものでした。裏側が汗で変色しているのに気づいてもなお、自転車に乗るときと強風のときだけ被るんだし、人前で被らなければまだいけるんじゃないかと、買い替えを放置。こうやって書いてても恥ずかしくなってきました、人前で被られへん帽子ってどないやねん。
2月に入り、そのキャップを被っている時にふと鏡を見たら、笑えるぐらい顔色が悪く見えて即座にその場で脱ぎました。帽子ひとつであんなに顔色が悪くなるなんて。

ということで、求める条件はこちら

  • 顔色が悪く見えない(色は白っぽいものがいい)
  • ロゴや刺繍などのポイントとなる飾りがない
  • 強風の中でも脱げない
  • LEMAIREのコレクションに紛れててもおかしくないやつ

どうやらLEMAIREへの憧れが強いようですね。

飾りのない無地といえば、全幅の信頼を寄せたい無印良品。オンラインショップを見る限り、良さそうなのは「カポック混 キャップ(生成)」と「UVカット 透湿撥水 防水テープ使い キャップ」のアイボリー。ただこの2つ、画像を見る限りあまり違いが分からない。どちらか適当にポチってしまおうかとも考えたけど、あきやさんの試着100回チャレンジを思い出してお店に行くことに。

結果、実物見て良かった~!!当然ですが、両者別物でした。

カポック混はさっくりとカジュアルな印象。透湿撥水の方はなめらかな生地で上品にも見える。他の色も全部試着して鏡でチェックした結果、「UVカット 透湿撥水 防水テープ使い キャップ」のアイボリーを購入しました。

風が強い日だったのですぐに被って帰宅したこともあり、ついにゲットした!みたいな感覚が湧いてこない。太古の昔から私の帽子だった気がしています。透湿撥水なら、梅雨も怖くないね。

 

 

ファッションは好きなつもりでした。コレクションをチェックしたり、推しの衣装を特定したり、いろいろと興味を示していたはずだった。けれど「私におけるファッション」には、全くの無知であったことに気が付きました。

Pinterestで心の底からときめいたファッションを保存しまくって、私が求めるものに真剣に向き合ったら、名前も知らなかった中国のハイブランドが憧れの座に就きました。いつか、試着だけでもできるかな。そのためにはまず、たった今のワードローブを「私仕様」にする必要があるのです。

通りすがりのMingginyuに慰められる

私が日頃聴いていた音楽に基づいて、AIがおすすめしてくれたのはMingginyu(밍기뉴)のDear My All(나의 모든 이들에게,)


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とにかく隅から隅まで、聴いている人を救おうとする曲です。

特に悩んでるつもりはなかったのに、あまりにもその姿勢が貫かれていたのでちょっぴり涙腺が緩みました。

 

最近は、流行させるために曲のイントロを作らずにリリースすることが多いと聞きました。イントロって大事だし大好きなのになぁと思っていましたが、この曲を聴いて流行る訳が少しわかったような気がします。誰だって、薬には一刻も早くアクセスしたい。

しんどくて、場合によってはスマホを操作するのもやっとな状況で再生ボタンを押して、即座に"우울해도 돼, 다 괜찮아질 거야"と言ってもらえることへのありがたさ。イントロ有無の効果は、場合によって変わってくる。

 

動画のコメント欄を見ていると、TikTokを経由してこの曲に辿り着いた方が多いようです。私も含めて、みんな流れ流れてMingginyuに出会って癒されているんだな。

 

 

Mingginyuの名前を検索するとMarppleShop(日本でいうところのSUZURI?だけど600種類のアイテムが作れるらしい)が出てきて、イラストや文字が絶妙に緩くてキュンとしました。

それと同時に、自分のトレカを自作するという選択肢を聞いたことも考えたこともなかったので、自撮りのフォトカードが販売されていることに衝撃を受けました。誰だってアイドルになれちゃうんだね!좋다!

marpple.shop

 

冷凍庫にカレーカリフラワーを。

冬ということで、カリフラワーが旬の時期。カリフラワーは大体いつも同じレシピで食べています。

フライパンにオリーブオイルを熱して、塩と少しカレー粉を振りかけて(場合によっては水をさして)蓋して焼く。

数日で食べきれる量ならそのまま食べきりますが、見事な大きさのカリフラワーの場合は冷凍します。どちらかというと、この冷凍した状態が主目的でいつも焼いてる。本当に便利で、何に使っても美味しいです。

 

好きなのは、このカリフラワーと、ちょびっとずつ余ってしまった茹で野菜や加工肉(ソーセージでもハンバーグでも)を寄せ集めてマヨネーズをかけてトースターで焼いたもの。その料理自体を作ろうとしたらものすごい手間がかかりそうな味が生まれます。実際あちこちに散らばった手間と時間を集約した料理ですね。

 

あとはお味噌汁に入れるのが美味しいんだぁ…。味に奥行きが出て、スパイスのすごさを実感する。ここでカレー味の味噌汁を生まないために、カリフラワーを焼く段階でカレー粉の量を加減します。カレー料理を名乗れないぐらいの量。

(あれ?今書いてて気が付いたんだけど、もしかして普段から味噌汁にちょっとカレー粉を振ればいいだけのこと?)

 

以前はカリフラワーって一体何なのか、ぽそぽそしてるしブロッコリーでいいじゃんなどと思っていましたが、ちゃんと調理すれば甘くてほくほくとろとろになりますね。経験不足から決めつけるのは良くないわ…

 

 

 

BIBIは栗羊羹をご所望

BIBIの新曲”밤앙갱”が公開されたよ~平和~


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なんの前情報もなくMVを見始めたところチャン・ギハが登場。急いで動画概要欄を見ましたとも。作詞作曲編曲、ギハ。オール・ギハ。

どういう取り合わせ?と思ってるうちに”그래. 미안해.”つって別れてた。待って待って、まずはビビギハカップルの話をもっと聞かせて(カップルYouTuberみたいな名前だな)

 

どんな豪勢なごはん(派手な愛)よりも、ちょっとした栗羊羹(素朴な愛)の方がいいんじゃないのかという歌詞に、韓国文化を把握しきれていない私は「ピンポイントで栗ようかんを得る方が難しくない…?」などとムード皆無なことを考えました。魔女BIBIが大鍋で作ってたしさ。

 

チャン・ギハにとって、作った楽曲を完全に他の歌手が歌うのは初めてのことだそうで。活動歴の長い著名アーティストでも経験してないことってあるんだなぁ。

チャン・ギハの曲は特有の面白さがあって、それを今回も期待したのですが、どうやらあれはチャン・ギハが歌うから成立するらしいことを知りました。特に”달디달고~”の箇所は、もうなんというか「ギハチャンス」みたいなものなんじゃないかと思ったけど、BIBIが歌うとそうでもない。おしゃれな聴き良い感じになってる。あれは誰にも出来ないやつだったのか。

 

初めて聴いた時は正直、全体的になんだか「薄い」気がしました。が、違った。しっかりしろよ私。そういえば私がBIBIに惚れた原点は、楽しげに歌う姿と、その笑みが歌声に零れ出ているところなんだよ、思い出したわ。血みどろの作品が続いたせいか、すっかり忘れておりました(今回のMVだって、いつ元カレが殺されるかと怯えながら観ちゃった)

例えばDingo Freestyleにも出演してたけど、めっちゃごきげんさん。ぷぱぷぱ歌ってる。かわいい。


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数多くのいかついヒップホッパーが集うDFに久々に出たのに「栗羊羹」なのもいい。失恋ソングとはいえ平和。

 

今回はショート動画用のチャレンジも用意されてて、なんと(G)I-DLEのカムバと重なったおかげで、ソヨンとの2ショットがまた見られたよ…


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思わず「うわぁぁあ」って言ってしまった。

こういうチャレンジって、実際にその動きをしてるかどうかはもはや問題でなくて、コラボ相手と一緒に画面に収まってくれていることが重要なんですよね…めちゃくちゃ嬉しい。同い年だから肩入れしちゃう、98line。

 

"Sugar Rush"のMVも公開されるし、アルバムが楽しみです。

 

ク・ギョファンを連れて昇るBalming Tiger

Balming Tigerの"UP!"MVが公開されました。


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まだ"Buriburi"のMVだけで半年は生きていけそうだったのに、間髪入れずにやって来ました。それもまた良いものが。

 

まず、主演を務めたのがメンバーじゃなくて俳優のク・ギョファンさん。出演作品は拝見したことがないのですが、いや、有名人やん。急にそんな人据えられたらびっくりしちゃう…はずが、BTの世界にまぁ馴染むこと馴染むこと。役者ってすごい。

社会に飲み込まれながら、スーパー(ロケ地はIKEA光明店)に勤務する人。時々ズルをして、生きる糧(バナナ)を得る人。

話してる内容がナチュラルに狂っていって、恋人との写真はとっくに色褪せていて、ひたひたと恐ろしくなりました。あぁでももしかしたら彼の中にはすべてが同時に存在してたのかもな。消化する暇もなく、バーコードを読み取らねばならぬ速度の社会。

 

個人的に「何かを達成して成功したはずなのに、空しくて苦しくて涙を流すシーン」というものを見るたびに、切なさと哀しさで胸がいっぱいいっぱいになるのですが、"Kamehameha"に続いて今回もそうでした。登り切った先で、あんな泣き方されたらもう…やめておくれ……

 

そういえばサンヤンさんが以前、役者の仕事がしたいというようなことを仰っていて、今回それがク・ギョファンさん相手に実現してるから、勝手にすごく嬉しい気持ちになりました。"Once upon a time, he had a dream"の歌詞にも通ずるような。

 

BTの作品にはいつも、己を信じて生きていけというメッセージが込められていて、なんだかブレている時に曲を聴くと、シュッと元の軸に戻れる気がします。あと根拠のない自信というか、気が湧いてくる。ありがとうございます。

 

 

 

(クレジットを見てたら、ギターに長谷川陽平さんが参加なさってた。昨年チャン・ギハから長谷川さんの存在を知り、そこに竜雷太さんのお名前が出てきて、それはそれはびっくりしました。なんであんなにびっくりしたのかわからない程にびっくりしてたな)